間取変更リフォーム
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機能性の高い間取り
お子様が独立されて、別の家に住むようになったケースなど、ご家族の構成が変化したとき、これまでの小さな部屋が多数ある間取りでは使いにくく、もったいないことがあります。広々とした解放感のある余裕の空間にリフォームするのはいかがでしょう。
中心となる空間
間取りの変更には、より快適に過ごせるようにという目的があります。その一歩として、お客様のご要望を的確にヒアリングさせていただくことからリフォームが始まります。ポイントは、どの部屋・空間が一番長く使われているかです。お客様が、いつもリビングでくつろがれるのであれば、リビングが最も快適な空間であるべきですし、寝室を一番重要視される場合は、寝室を中心に間取りの変更をします。
効率の良いリフォーム
要点を押さえないまま、ある一定のルールを考えながらプランニングしないと、計画する間取り変更はとても高額な工事費用につながります。ここでは間取り変更リフォームを計画する時に気をつけておきたいポイントをご紹介します。
給排水設備や電気設備をあまり動かさない
水回りの設備は機能が新しく進化しているため、リフォームの対象となりやすい部分です。この水回り設備の給排水管を大掛かりに移動させるような間取りは避けた方が無難です。給排水管を移動させるということは、床下・壁内に新しい配管を取り付け、古い配管を撤去する必要があり、必然的に床・壁の解体と復旧工事費用が発生します。
また、最近の水回り設備には電気がないと使えない機能もあるため、電気配線工事が必要になります。さらにLDK空間の中心に設置するアイランド型キッチンでは、換気設備を天井に取り付けるため、排気ダクトの工事も必要になり、費用が高額になります。
給排水の配管の経路、換気扇のダクトの経路なども検討しなくてはなりません。キッチンや浴室を1階から2階へ移動する場合、重いものが上に行くわけですから、建物の補強が必要となる場合もあります。このように、水回りの移設が絡む間取り変更では、設備工事・電気工事の費用、もしかしたら補強工事費用も考慮しなければならい場合もあります。
収納スペースは適度に
収納スペースがあるに越したことはないのですが、「どんな物を」「どのくらい」収納するのかを把握した上で間取り設計しないと、スペースが過大になり、無駄な費用が増えることになります。たとえば、ウォークインクローゼット(収納)を作るには、空間を仕切り、内部に棚やハンガー用のパイプを設け、扉を取り付けるのが一般的ですが、結構費用がかかります。
そこで、埋め込み収納やデッドスペースを活用する収納など、効率の良い収納を提案してもらうようにしましょう。間取り変更で気をつけなければならない事は 重要なことは、今ある設備を、そのままうまく使うこと。今の建物の耐久・耐震強度が低下してしまうようなリフォームを行わないことです。構造を熟知した、施工業者の意見を聞きながら、慎重にリフォームの計画をしていきましょう。
間取り変更はどこまで可能か?
木造の場合
木造軸組工法や2×4工法などの建物は、室内の柱や壁が構造体の一部となっていますので、耐久性、耐震性の観点から間取りの変更には制限がでてくる場合があります。木造軸組工法の場合には、屋根や上階の荷重を受けている柱や、壁を安易に撤去することは、建物の強度を落としてしまいます。撤去の際には、強度を補う工夫が必要になります。既存の建物構造を十分に把握したうえで、目的に添った間取りに近づけていくことが必要です。
2×4工法の場合
壁自体が構造体となっている場合が多く、間取りの変更は難しいといえるでしょう。
RC・鉄骨造の場合
木造住宅に比べると室内の柱や壁で建物の構造を担っていることが少ないので、部屋のレイアウトを替えることは、木造住宅に比べると容易に出来る場合が多いです。